地球は地表の70%が海だということで、地球儀を見ても海の青さが目立ちます。たくさんの海洋生物が存在するようで、23万種の生物が生息しているようです。生活に必要な塩や魚も海あってのことですし、海からの水の蒸発によって水が循環しているのもスゴイことですね。

最近知ったのですが、海は水だけでなく大量の酸素を提供してくれているのですね。地上よりも海からの酸素供給量が多いとか。光合成は地上の植物のイメージでしたが、海の植物プランクトンや海藻の光合成による酸素が全体の50~85%もあるそうです。植物プランクトン、スゴイですね。

プランクトンは、数ミクロンの微生物から1メートルを超えるクラゲの仲間も含まれるようで、自力で泳げるが海の流れには逆らえず、海流に運ばれる「漂うもの」のことなんですね。プランクトン=微生物だと思っていました。

プランクトンの生息領域は水深100mくらいで、150~200mより深くなると光が届かなくなり、光合成できなくなるようです。なのでプランクトンを餌にするような食物連鎖のほとんどは海面から水深200m付近までで行われるのですね。この水深200m付近までを「浅海」、200mより深いところは「深海」となるそうです。海の95%は深海で、エベレストの高さより深いところがあり、宇宙よりもたどり着くのが難しいと言われているのですね。

深海はまだ分かってないことの多い未知の領域のようですが、最近発見されたニュースを1つ。深海では光が届かないため、光合成ができないため酸素は生成されないと思わていたところ、深海からも酸素が確認されたそうです。海底に堆積した鉄とマンガンの酸化物やコバルトなどの微量金属の塊から「暗黒酸素」と呼ばれる酸素が発生してたと。海からの酸素供給の仕組みがスゴイですね。
これからも新しい発見があると思われますが、懐の広さ、壮大さ、神秘さを併せ持つ海スゴイ、地球スゴイ。