風や水を調べると土も調べたくなりますね。四大元素の1つとして扱われているので、非常に重要な要素だというのは分かる気がします。ですが、ゲームでの呪文や属性として扱うと、土のエレメントは少し扱いが難しいようにも感じます。主に熱や力や圧力などの物理特性を扱うからですかね。火も風も水も分かりやすいのですが、土の土壌の複雑さは扱いにくいのかもしれません。土には多くの生き物が生息していて、多様な生態系が作られているようです。

この土というのは、鉱物、植物や動物が分解された有機物、沢山の生物、などの混合物に空気や水を含んだものと思われますが、約1センチの土壌の生成には100年くらいかかるそうです。石が細かく砕けて砂になっていったり、生物だったものが土中生物から微生物まで通じて分解されていったり、必要な微生物が定着していったりするには年月がかかるのも当然かもしれません。再生の難しい貴重な資源なのですね。

地球上で最も肥沃な土はチェルノーゼムという黒い土で、土の皇帝や奇跡の土とも呼ばれるそうです。東ヨーロッパ、北アメリカ、中国東北部に分布しているのですね。非常に貴重と思われますが、そもそも土自体が地球にしかないようで、土は地球の奇跡とも呼ばれているそうです。月や火星には土がないので、太陽系的にも地球の土というは貴重なんですね。

土は地面の中にいっぱいあると思っていましたが、人類が生きるために使用できる土壌を陸地表面に置いてみるとわずか18cmの厚みしかないそうです。地球の大きさからしたら薄皮のような。そもそも地中のほとんどは岩石のような気もしますし、柔らかくて生命体がたくさん住んでいて、水を含んで栄養豊富って凄いことですね。土スゴイ。

岩石が物理的、化学的、生物的に分解されて長い年月かけて土になるのは、なんとなく知っていましたし、農地でも土づくりが大事とも思っていましたが、貴重性・希少性には意識が向いてなかったように思います。そもそも、地味に感じるもの、目に見えないもの、いつもあるものに敬意を持とうと調べているので、土というのは地球を象徴する重要な存在ですね。もっと普段から気付けますように。土スゴイ。地球スゴイ。