雷に敬意を表して

敬意を表して

窒素を調べると雷の話が出てきます。雷が多い年は豊作になることは有名みたいですね。植物が取り込めない空気中の窒素を、雷の放電によって窒素酸化物にして、それが雨に溶けて窒素肥料のようになるそうです。空気の80%が窒素だというのにも理由がありそうな気もします。陸地だけでなく海にも雷は落ちているようで、バクテリアなどの窒素固定生物よりも多くの窒素を雷が提供しているという話もあるようです。雷スゴイ。

雷で肥料づくり!?
昔の人は、雷がよく発生する年には米が豊作になることを経験的に知っていました。雷が「稲妻」と呼ばれるのはこのためです。これは、プラズマ (注) である雷が、大気中の窒素を硝酸などに変えて雨水に溶かし、その窒素成分を稲が吸収したためであると考え...

そして最近磁気について調べていて知ったのですが、雷が強い磁石を作ることがあるみたいなのです。自然に存在する天然磁石というのはかなり弱い力なのですね。コンパスの針としては十分な磁力らしいのですが、鉄を引き寄せる程の力はないそうで。磁石になるには磁鉄鉱などの鉱物が、強い磁場にさらされる必要があるらしく。強い磁場を生み出す強い電流が落雷によって発生するということみたいです。古来から鉄を引き寄せる石の話は出てくるのですが、雷が生み出したのかもしれません。

天然磁石

また、雷は空中電気と呼ばれる地球を覆う電場に常に充電しているという話もあるみたいです。雷はさらなる上空と地上に同時にエネルギーを放っているのですね。地上にはマイナス電荷が落ち、同時に、上空100km程の電離層にプラス電荷が飛んでいっているそうで。てっきり雷は放電だと思っていましたが、帯電した雲にとっては放電で、地球にとっては充電なのですね。地球は大きな電気回路のようなものらしいでのですが、発生したエネルギーはきっと必要なとこに使われているのでしょうね。地球スゴイ。

地磁気観測所|基礎知識|Q&A
基礎知識|Q&A

そもそもの雲の帯電のもとは、水の摩擦みたいですが、水蒸気や氷の粒の摩擦で巨大な静電気が生まれるというのもスゴイ仕組みだな、と。

他には、周波数の話になりますが。人に脳波があるように、地球も似たような周波数があるらしく、シューマン周波数というらしいのですが、だいたい7.8Hzで人がリラックスしたときくらいの脳波に近いそうです。地球全体で起きている電界変動みたいですが、地球上にいるものは多少なりとも影響を受けているのかもしれません。このシューマン周波数は、雷の放電が空間の共振振動を引き起こして発生しているようです。

第11回
「シューマン共鳴」は、1952年にミュンヘン工科大学のシューマン教授が、大気中での雷放電による低周波帯の共鳴現象を理論的に予測し、弟子のケーニッヒ教授が実験的に明らかにしてきた電離層を舞台にした現象で

雷の影響スゴイですね。地球の電気回路、地球の周波数など、地球規模の現象でもあるのですね。雷スゴイ。地球スゴイ。

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