菌類やキノコを調べていると、キノコが会話する話が出てくるのですが、他にもいろんな生物が会話しているのですね。鳥が鳴き声で会話したり、ミツバチがダンスで情報伝達するのは有名ですが、他にもいろんな言語や伝達手段が存在しそうですね。
イカは皮膚の色や模様を変えて擬態したり威嚇したりするそうです。威嚇も情報伝達だと考えると、会話しない動物はいないかもしれませんね。カニはハサミを上げて自分は健康体だと表現して交尾相手を探すようです。なんだか可愛く感じます。

言語として扱うには、単語があって組み合わせられること、並び方に規則があること、多くを表現できること、目の前以外の出来事を表現できること、などが大事なようです。厳密には言語ではないのかもしれませんが、連携が取れたり、コミュニケーションになっているものは多そうです。
昆虫は羽などの振動やフェロモンなどの匂いで会話するのですね。他には光で会話するホタルやダンスで会話するミツバチなど。ハチのダンスの情報量はスゴイみだいですね。お尻を振りながら直進する角度が太陽と蜜源のなす角度で、尻振りの速度が速いと蜜源まで近いそうです。

魚は皮膚の色やボディランゲージで会話するようなのですが、他に電気を発して会話する種もいるようです。そして最近では、魚もうきぶくろを収縮させて音で会話していることが分かったそうです。アンコウとナマズ類はけっこうおしゃべりみたいです。

鳥は主に鳴き声で会話すると思われます。カラスは鳴き声の回数でメッセージするようです。シジュウカラは鳴き声自体にかなりの種類があり、「ピーツピ・ヂヂヂヂ」(警戒して集まれ)など文法を操り、200パターン以上の文章があるようです。

哺乳類はさらに複雑な会話ができるみたいです。チンパンジーは66種類のジェスチャーも使って会話をし、プレーリードッグに至っては100語以上を駆使して名詞、形容詞、動詞、副詞を使いこなしているとか。プレーリードッグは家族が集まる区を作り、区が集まって町を作るそうです。プレーリードッグ、スゴイですね。

海の中の哺乳類であるイルカは音を使って会話するようですし、クジラは歌で会話するようです。イルカとクジラは特に不思議な生き物のように感じますが、知能の高さはスゴイみたいですね。群れでの共同生活は、まるで1つの複雑な社会のようになるそうです。

植物も音を聞くことができるみたいですね。中には超音波を発する種もいるそうで、この超音波は人間には聞こえず、一部の動物が聞いている可能性があると。他には、植物は動けないので危機が迫ると揮発性の物資を出して害虫の天敵を呼んだりもするそうです。植物スゴイ。

情報伝達は生物の生存戦略に繋がると思われますが、多種多様な言語スゴイですね、人間の知覚の範囲を超えている会話が多そうですが、様々な手段で飛び交う会話を想像すると楽しいですね。言語スゴイ。地球スゴイ。