泡に敬意を表して

敬意を表して

自然の中の六角形を調べていたときに、泡の情報が良く出てきました。プラトーの法則というようで、石鹸などの隣接する泡の形が六角形になると。小さな泡が膨らんで隣接する境界が六角形の辺のようになるのですね。形状も不思議ではありますが、泡そのものも面白い物理現象だと思われます。

泡というものをどう定義するかによりますが、中に気泡を含む、という意味では、液体の泡、パン、軽石も該当するようです。発泡体という意味では骨も入るのですね。細胞が泡のように膨らむのでしょうね。

発泡成形の基礎講座(1) 発泡体・多孔質体 | 秋元技術士事務所「プラスチック博士」「起業支援プロフェッショナル」
1 発泡体・多孔質体とはどのようなものか多孔質体とは、細かい孔が多数空いている材料のことを指す。多孔質体の代表的なものに炭やスポンジがあり、孔の内部に物質を蓄える、孔の表面に物質を吸着する、孔のサイズによって通過できる物質・物体を選別する等...

泡をうまく活用する生物は、水辺に多いようですね。水中に巣を作るクモは空気ボンベとして泡を持ち歩き、金魚やカエルは乾燥を防ぐ泡のゆりかごを作り外敵に見つからないよう卵を隠したりするとか。

“バブル”を利用する生物たち | MUNSELL
動物たちの中には、生きるために“バブル”=泡を利用する生物がいるという。その泡の使い方は実にさまざま。生死にかかわるようなシーンもあれば、狩りのシーンもある。生物ライターの平坂さんに「バブル生物」について伺いました。 | MUNSELL

また、泡という表現を中に空気があるだけではなく、粘度のある膜が界面を形成している、という状態まで許容するとすれば、細胞も、岩石の組成も、金属結晶も、泡上に膨らみ、その後成長を止めて出来たものなのかもしれません。岩石も金属もゆっくりと冷えていくと結晶が大きく形成されるようです。

火成岩 | ジオ学習|島根半島・宍道湖中海ジオパーク

泡は外側と内側を区切るもの、と捉えることも出来るかもしれません。生命の始まりは、荒々しい外の中で、穏やかな内側を持つ丸い泡のようなものから生まれた、という説もあるようです。薄い膜で包まれた一つの世界なのかもしれません。

地球上の生命の始まりは「丸い泡のようなもの」だった…その驚くべき結論
ジャレド・ダイアモンド(『銃・病原菌・鉄』著者)絶賛! 地球誕生から何十億年もの間、この星はあまりにも過酷だった。激しく波立つ海、火山の噴火、大気の絶えまない変化。生命はあらゆる困難に直面しながら絶滅と進化を繰り返した。ホモ・サピエンスの拡...

さらに泡の解釈を拡張すれば、宇宙も泡からできているという説もあるようです。内側の1点から外に広がっていくイメージが、泡のイメージなのですね。そして、太陽系もスーパーバブルと呼ばれる巨大な泡の真ん中にあるそうです。凄いスケールの泡ですね。

2. 宇宙は泡でできている - 池内了 | トイビト
――宇宙でなにが起きているのかというのは、ぜんぜん想像もつかないんですけど、どういう風に考えていくものなんですか。
知ってた? 太陽系は「巨大な泡」の真ん中に浮かんでいる 3次元でマップ化
<太陽系は、幅1000光年もの巨大な星間物質の空洞の中心部に位置している。この局...

泡というとシャボン玉のような一瞬のイメージがありますが、個人的な解釈ですがミクロでもマクロでも相似形が現れる場合は、基本原理に近い物理現象なのではないかと。存在する無数の泡がそれぞれ界面を形成して内部にある種の世界を保有していると思うと、スゴイことですね。泡スゴイ。地球スゴイ。

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