第六感に敬意を表して

敬意を表して

磁気を調べていたとき、渡り鳥は磁気を知覚して方向を把握していることを知りました。中には磁気が目に見える種もいるのだとか。そして、人も磁気を知覚しているようなのですが、いわゆる触覚・聴覚・視覚・味覚・嗅覚といった五感以外の知覚を、第六感と呼ぶならば、地球上には多くの第六感があるように思います。磁気は他にはミツバチ、サケ、キツネ、藻類なども知覚しているそうです。

電場を知覚できる動物もいるのですね。イルカは鼻の横にあるくぼみで微弱な電気を知覚するのだとか。他には、カモノハシ、サメ、エイもロレンチーニ器官と呼ばれる頭部にある穴で電気を感じるそうで、100万分の1ボルトの電位差まで分かるのだそうです。筋肉は動かすときに筋電位と呼ばれる電圧が発生して微弱な電気が流れるようで、サメなどはこの電気をとらえることができると。

イルカの第六感が発見される:イルカは電場に敏感である
研究により、イルカは電場を検出するために鼻の孔を使用していることが明らかになりました。これは、イルカが狩りをしたり、方向を定めるのに役立ちます。

イルカは他には、クリック音と呼ばれる高周波の音を発して、反射した音によって周囲の情報を得るエコーロケーションという能力も持っているようです。イルカ、クジラ、シャチは下あごで、コウモリは耳で音を知覚するそうです。コウモリにとっては聴覚の一部なのかもしれませんが、スゴイ能力ですね。

自然界は第六感で溢れている!動物たちが持つ第六感を一挙公開!
こんにちは。えたばりゅです。 今回は第六感という感覚をご紹介したいと思います。少し前に、ある真夏の宿直での出来事 にて、僭越ながら、私が体験した動物保護施設で起きた不思議な出来事をご紹介させて頂きまし

熱を知覚する動物であるヘビは、赤外線を感知するピット器官を持っているそうです。0℃以上のものはだいたい赤外線を発しているようなので、生物を捕捉するのに効果的なんでしょうね。赤外線と言えば、南極の藻類は赤外線で光合成する種がいるのだとか。赤外線と同じく、可視光線の外にある紫外線が見える生物には鳥や昆虫がいるようですが、これは視覚の一部なのかもしれません。

他には、二酸化炭素を知覚する生物として、蚊やダニがいるみたいですね。体温などの熱も感知するみたいなので、熱を知覚する生物でもあるのですね。

そして、ヤモリには50~200Hzの低い震動を感知する能力があるのだとか。第二の耳と呼ばれる球形嚢という器官で音を聴くのですね。魚類や両生類もこの能力を持っているそうです。

ヤモリの隠された「第六感」を発見、低い振動を感知できる能力は爬虫類で初めて確認 | カラパイア
動物は人間にはない驚きの能力を持つことで知られる。最新の研究で明らかになったのは、ヤモリには深く低い振動を感知できる隠れた「第六感」があるという…

いろいろな第六感を調べてみましたが、知覚の方法の多彩さは凄いですね。知覚する能力も凄いですが、知覚可能なエネルギーや物質がたくさんあることも凄いと思っています。地球上に多くのエネルギーが存在して、その多種多様なエネルギーを知覚して生きているということに、何か生命の凄まじさを感じる気がするのです。地球上には多くの利用可能なエネルギーが遍満していて、自らが知覚できなくても、他種を通じて認識できるようになっているのかもしれません。何らかの形で連携可能、ということなのでしょうか。第六感スゴイ。地球スゴイ。

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