陸地に敬意を表して

領域に敬意を表して

地殻運動を調べていて、プレートや大陸の話が出て来ました。かつての地球には陸地が無くて、全てが海だった頃があるようで、陸地があることは当たり前ではないのですね。現在の地球には大きく分けて、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、南極大陸、オーストラリア大陸の6つの大陸があるようです。島と大陸の違いは曖昧なようですが、その生態系の違いからマダガスカル島を大陸とする説もあるようです。

インド洋に浮かぶ島大陸:マダガスカル | 地球が見える | JAXA 第一宇宙技術部門 地球観測研究センター(EORC)
地球観測研究センターでは、ALOS,GCOM等各種地球観測衛星により観測・解析処理した最新の画像を公開しています。現在地球に起こっている様々な自然現象をサイト上で手軽に見ることができます。

世界最大の島はグリーンランドで、オーストラリア大陸の約30%の面積だそうです。大まかに、グリーンランドより小さい面積だと島ということみたいですね。

ヨーロッパとアジアを分けて、世界には7つの大陸があるとする説もある中で、ニュージーランドに8番目の大陸が発見されたそうです。大きさはオーストラリア大陸の約50%で、その94%は海中に沈み、海面上に出ている部分がニュージーランドのようで、ジーランディアと呼ばれているようです。ペンギン発祥の地のようで、体長177cm、体重100kgの巨大なペンギンの化石が見つかっているのだとか。古代のペンキンがこんなに大きかったとは。

8番目の大陸?!『ジーランディア』|New Zealand Network
NZ Network is a Line Production and Filming Coordination Company based in Auckland New Zealand. We work throughout New Z...

他には、カナダ北東部の北極諸島や、ブラジル沖のリオグランデ海膨からも古代の大陸の痕跡が見つかっているようです。また、イギリスの北海ではドッガーランド、地中海では大アドリア大陸、インド洋ではマウリティアと呼ばれる古代の大陸の痕跡を調査中なのだとか。失われた大陸という表現には何か惹かれるものを感じますね。

失われた古代大陸「マウリティア」か? インド洋海底に発見された、ある証拠
南アフリカから、「マウリティア」の存在を裏付ける発見がなされた。マウリティアは、インド洋のモーリシャス島沖の海底に横たわる古代の大陸だ。

地殻運動によって沈む動きもあれば、浮上する動きもあり、火山活動などによって新しい島も生まれ続けているようです。世界で最も新しい島は、太平洋に浮かぶ硫黄島の沖合に出現したそうです。同じ小笠原諸島に出現した、西之島と一体化した西之島新島も比較的新しい島のようです。1900年代に出現した島は、他には、インドネシアのアナク・クラカタウ島、アイスランドのスルツェイ島などがあるようです。新しく生まれた島には、早速新しい生態系も生まれているようで、こうやって植生遷移が始まっていくのですね。

世界で最も新しい島、硫黄島の沖合に形成
太平洋に浮かぶ硫黄島の沖合に、世界で最も新しい島が出現した。

また、地殻運動とは別ですが氷が溶けることによって、南極近くで新たな島が発見されたそうです。GPS衛星の登場などによって、地球上は全て探索されたような気がしていましたが、まだまだ未解明のことがあるようです。

南極大陸沖で新たな島を発見 | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio
南極大陸沖で地図に載っていない島が発見された。地球温暖化が南極大陸をどのように変化させているかを知る手掛かりになりそうだ。

陸地はマントルに浮いているという説があるようですが、それにしてもこれだけ安定した大地として存在していることが凄いことだと思われます。陸地スゴイ。地球の壮大な循環、スゴイ。

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