キノコに敬意を表して

生物に敬意を表して

調べれば調べる程、キノコ、菌類の凄さを感じます。菌類は有機物を無機物に分解するという、地球の物質循環の重要な部分を担っているのですね。そんなキノコの世界はかなり不思議なようです。性別が1万7000種類以上もあるキノコもいるとか。これだけ性別が多いと、隣り合ったキノコが性別的に適合する可能性が98%にもなると。かなり強力な種の継続システムですね。

キノコには1万7000種類以上の雌雄が存在する可能性 研究で明らかに
一般的なキノコの多くには、1万7000種類以上の雄雌が存在する可能性があることを、オスロ大学の研究者らが突きとめた。この研究をまとめた論文が、「PLOS Genetics」に掲載されている。

そして、キノコは電気信号を発して約50個の単語を使って会話をしているという情報もあります。どんな会話なんでしょうね。「こっち湿気多いよ」、「虫に注意!」とかでしょうか。キノコは菌糸体で繋がっているイメージなので、会話があった方が全体としての生き残りに有利なのかもしれません。

人類は、きのこと会話する夢を見る | TRYETING Inc.(トライエッティング)
きのこが”会話”するという衝撃 2022年、西イングランド大学アンドリュー・アダマツキー教授が発表した論文が話題になっている。なんときのこが、電気信号による「言語」を持ち、最大50語の「単語」を使

個が判断して全体として利を得るという自律分散型の生命体、キノコ、ハチやアリなど心底スゴイと思いますが、特に粘菌。たくさんの菌の集まりなのに、まるで1つの知性や知能があるかのように動いていくそうです。関東の都市部の縮小マップを用意して、各都市の位置にエサを置くと、まるで鉄道の路線図のような合理的ネットワークを形成したとか。

イグ・ノーベル賞2度受賞。「かしこい単細胞」粘菌の驚きの行動を明らかにし、知性の本質に迫る | リケラボ|生物のトピックス
単細胞生物で脳を持たない粘菌ですが、生体を観察すると、知性に基づく判断の結果としか思えない行動を取ります。北海道大学の中垣俊之教授は、粘菌を「かしこい単細胞」と表現。粘菌の複雑な動きを数学と物理を駆使する独自のアプローチで解析し2度のイグ・...

それぞれの菌同士で頻繁に情報伝達をしているのだと思いますが、スゴイ生命体ですね。このような菌糸のネットワークは森林などの地中でも形成されていて、樹木の根や土石なども巻き込んだネットワークになっているそうです。このネットワークが樹木同士の会話を可能にしていると。そして、マザーツリーと呼ばれる最長老のような樹に繋がり、森全体の炭素や水の貯蔵、微生物の生息を含めたバランスを取っているようなのです。長寿の樹には知性が宿っているのかもしれません。

木々は「会話」する 最新の知見が変える森への見方 『マザーツリー』の著者と歩く:朝日新聞GLOBE+
森の中の木々が、「マザーツリー」(母なる木)を中心に、大家族が会話を交わすように情報をやりとりしている。そんな研究が近年、注目を集めている。そして、情報のネットワークを広げるのにキノコが大切な役割を果たしている。これまでの常識を覆した...

この菌糸ネットワークは情報だけでなく、栄養も送り合うこともできるそうで、通信経路と供給経路を兼ねていると。目に見えない地中で繋がりあってて、地球の多種多様な共生を支えているキノコ、スゴイ。地球の生態系、スゴイ。

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