南極に敬意を表して

領域に敬意を表して

大陸を調べていると、南極大陸の話が出て来ました。南極大陸は5番目に大きな大陸で、オーストラリア大陸の約2倍の大きさで、98%近くが氷に覆われているそうです。南極は地球で最も寒い場所でもあり、直接記録された最低気温は-89.2℃、衛星による赤外線解析では-111.2℃が計測されたとか。南極の特殊な環境は、特殊な生態系を育んでいるようで、極限に近い環境ながらも生物多様性が高いのだそうです。南極の生物、凄いですね。

分厚い氷の層

3000万年の間、降り積もった雪が溶けずに1000~2000mの厚い氷層となっているようで、この氷の層には地球の氷の約90%が集まり、地球の淡水の70%を保持しているようです。溶けない氷は、多くの物を閉じ込めて保存する役目もあるようで、数十万年前の空気の泡や、ボストーク湖などの巨大な湖を数百年も密閉して保管しているのだとか。これらの湖からは、かなりの数の微生物や新種の微生物が発見され、メタンを食べて空中に放出されるのを防いでくれていたようです。

南極大陸の氷底湖で生命を発見 | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio
米国の掘削チームが南極大陸の氷底湖からサンプルを採取することに成功し、そこに多数の微生物が存在することを発見した。

南極の植物

強風や地上最低温に加えて、年間降水量がわずか数cmの極度に乾燥した地域でもあり、12月頃には太陽が沈まない白夜、6月頃には太陽が昇らない極夜となる環境のようです。そんな環境でも花が咲くようで、イネ科の小さい花を咲かせるナンキョクコメススキと、黄色い花を咲かせるナンキョクミドリナデシコが生育してるのだとか。南極の強烈な夏の紫外線に耐え、乾燥に耐え、氷点下で光合成して花を咲かせるというのは凄いことですね。

南極に植物は存在する?実は2種類の花が咲いていた 1 ページ目
極限の環境と言える南極に花は咲くのでしょうか。実は2種類の花が存在ます。南極に咲くナンキョクコメススキとナンキョクミドリナデシコをご紹介します。

その他には、藻類・コケ類・地衣類が主な植生のようですが、可視光で光合成する植物が多い中で、ナンキョクカワノリという藻類は赤外線を使って光合成するようです。群生してコロニーを形成して、表層は紫外線からの日傘となり、影となる下層では表層を通過した赤外線を使って安定して光合成を行うのだとか。極限環境での生存戦略は凄いですね。

南極の藻類が赤外線で光合成する仕組みを解明。地球外生命の新たな鍵?|お知らせ|東北大学大学院理学研究科・理学部
発表のポイント ●植物や藻類は一般的に、太陽光にふく...

海洋の生態系

過酷な陸地に比べると、南極海は栄養豊富で生物多様性が高いようです。南極大陸にぶつかって深海から表層へと湧きあがる海水は、全世界の海洋の下部を通ることで栄養が消費されていないそうで、その栄養で植物プランクトンが大量にいるそうです。そして、ナンキョクオキアミが地球上の生物で最大量と言われるほど大量に生息しており、ペンギン、オットセイ、ヒョウアザラシ、クジラ、海鳥類などのエサとなって生態系を支えているのだとか。1つの種としてはナンキョクオキアミは最も繁栄している生物の1つだそうです。ナンキョクアキアミ、スゴイ。

南極海の海洋環境と生態系の長期変化を解明 大規模な生態系総合調査により南極海東インド洋区の長期変化が明らかに | 2024年度 研究成果 | 国立極地研究所
南極海の海洋環境と生態系の長期変化を解明 大規模な生態系総合調査により南極海東インド洋区の長期変化が明らかに

また、南極には、極低温で生きるための特殊な魚がいるようです。血液中に不凍タンパク質を蓄えて、凍らない体を持つコオリウオの中でも、ジャノメコオリウオは、赤血球を持たないために血液が透明なのだそうです。酸素は血漿が運んだり、皮膚から吸収するみたいです。

血液が透明で凍らない魚、「ジャノメコオリウオ」 | カラパイア
ジャノメコオリウオ(Ocellated Ice Fish:オセレイテッド・アイスフィッシュ)は、南極半島周辺の水深5メートル程度の浅瀬から1,000mを超える海底に住んでいる…

南極スゴイ

他には、3月や9月には南極オーロラというものが見えたり、エレバス山などのい活火山があったり、海底には熱水噴出孔という高温な特殊生態系があったり、南極は特殊環境をいくつも備えているようです。南極は、その環境から調査の難易度が高いため、まだまだ多くの未解明の謎があるようですが、南極での生態系の神秘さは凄いですね。南極スゴイ。地球の多様性スゴイ。

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