海流を調べていたら、水塊というのがあるんですね。水塊は、海水温、塩分、溶存酸素、栄養塩類などが一様な海水の塊のことだそうです。水色、透明度、プランクトンなどの特性もほとんど同様だと。海の中は、海流によって常にかき回されているイメージだったので、塊状に存在する水があるとは。プロテインの粉やココアの粉が、かき混ぜても時折ダマができるようなものなんでしょうか。

この不思議な海水の塊は、海流によって運ばれたり、海流を作り出したりもするそうです。日本の近くの海には黒潮が源となる亜熱帯モード水という水塊があるのですね。
これは巨大なようで、冬の終わりには鉛直方向300~400m、水平方向4000kmほどの大きさになるようです。日本列島が南北3000km,東西3000kmですから、これはかなり巨大ですね。この亜熱帯モード水は世界に五カ所しかないようで、空気中の二酸化炭素を吸収して、炭素を深海に送る役目があるとか。亜熱帯モード水スゴイ。

そして、亜熱帯モード水は水温17℃みたいですが、17℃には何か意味があるのではと思い調べてみました。魚の活動が変化する温度であったり、人の生命維持の限界の温度のようです。地下水の温度もだいたい17℃のようです。何か生物の活動の境になるような温度なのかもしれません。
また、台風にも影響があるのですね。亜熱帯モード水が厚いと、海面を冷やし、台風を弱めるとか。薄いとその逆になるそうです。厚いときは海中の栄養も豊富で、生態系も豊かになりやすいと。水塊スゴイ。
水塊は、厚くなったり薄くなったり、まるで振動しているように変動するようですが、黒潮に関連が強いそうです。黒潮も変動し、その変動は太平洋十年規模振動という北太平洋中央部の風の変動の影響を受けているそうです。10年規模の周期的変動ってスゴイですね。
この10年規模の振動の原因はまだはっきりと分かっていないのですね。自然においての周期的な現象というのは不思議ですね。周期的というからには、周期を生み出す何らかの運動があると思われますが、他に9~11年の周期を持つものを探してみました。9年周期はあまり見つかりませんでした、10年周期と調べると太平洋十年規模振動が、11年周期だと太陽の活動周期が出てきます。太陽が関係してくるのでしょうか。今後の発見に期待ですね。
水塊というものを知って調べてみましたが、自然の営みは神秘的ですね。地球規模の気象現象と関連している水塊スゴイ。地球スゴイ。